【仕事ができると損?】1人に仕事が集中する原因と残業を1/10にする方法

ぐうたら時短ハック

あれもこれも自分にばかりお願いされる…!

こんな仕事配分は理不尽や!

職場での仕事量の配分は、上司も部下も悩みの種ですよね。

さらに事務職や販売職は忙しい割に評価されにくい職種です。

実力に応じてちょうど良く仕事の配分ってしてもらえないよね…。

そして、自分よりも仕事をしてない・できない人に限って、残業せずにさっさと帰るのを見ると腹が立ってしまいます。

なぜそんな人たちに仕事が配分されず、自分ばかりに仕事が集中するのか理由を知って、その対策を打ちたいですよね。

次のような方に向けた記事です。

  • 他の人よりも自分にばかり仕事が集中している原因が知りたい
  • 自分のペースで仕事ができない理由が知りたい
  • なんとか残業せずに帰りたい

そして、この記事を読むと

  • 自分にばかり仕事が集中している原因がわかる
  • 残業時間や家事の時間を減らすための考え方がわかる

【本記事の信頼性】
スーパーで残業を月間40時間から月間4時間まで減らした実績を持つ「時短・効率化」に命をかける「プロのめんどくさがり」です(笑)

スーバーマーケットで6年間「めんどくさいことから逃げるための工夫ばかり」考えてきたアスナニさんが「1人に仕事が集中する原因と残業を1/10にする時短思考」をご紹介いたします。

「仕事ができる人」だからあなたに仕事が集中している

ただでさえ仕事が多くてうんざりしているのに、仕事ができない人との仕事配分が理不尽だと精神的ダメージも追加されてしんどいですよね。

まずは「仕事が集中してしまう人の特徴」を確認して現状を客観的に見直しましょう。

「自分にだけ負担が大きい……」仕事が集中してしまう人の特徴

仕事が集中する人の特徴を一言で言うと「仕事ができる人」!

特徴は大きく3つに分けられるよ

仕事が集中してしまう人の特徴
  • 特徴① 頼まれると断れない
  • 特徴② 期待に応えようとする
  • 特徴③ 自分で仕事を生み出す行動力がある

特徴① 頼まれると断れない

仕事を頼む側は、早くて正確で仕事を断らない(=断れない)人にお願いしちゃう。

仕事が集まりやすい人の特徴は、明らかに誰より仕事を抱えていても、忙しさを理由に仕事を断ったりしません

逆に仕事ができず、あまり抱えていない社員の方が「忙しいから」と断る傾向にあります。そんな人に仕事を依頼したくないですよね。

つまり、断らない人(=断れない人)は、自分がどれだけ大変でも相手やチーム全体のことを思いやってしまう、自分本位にならない人です。

特徴② 期待に応えようとする

この仕事は取引先が気難しい人だけど、売上金額もデカいんだよな

責任の大きいこの仕事はあの人に頼むか!

仕事が集まりやすい人は、どんな小さな仕事でもきっちりこなす責任感があるせいで、困り事や難易度の高い仕事がどんどん集まってしまいます。

ただ、頑張れば頑張るほど仕事が集中するからこそ、理不尽に感じてしまいます。

特徴③ 自分で仕事を生み出す行動力がある

彼は気が利くし、行動力がある、なんならチームメンバーにまで目を配ってサポートしてくれる。

あの人は痒いところに手が届く人だな〜

仕事ができる人は気が利いて、面倒見が良く、すぐ行動に移してくれます。

そういう人がいると上司は「普段やらなきゃ」と思いつつ行動に移せていなかったことを少ない説明で任せられる、「仕事ができる人」にお願いしてしまうのです。

仕事を同時に進めている状態=マルチタスクってなに?

マルチタスクとは、同時に複数のタスク(=作業)を処理する働き方のこと。

でも実際は同時に考えているのではなく、高速で頭の切り替えをしながら働いているだけ。

例えばどういうこと?

例として、PCでデータをダウンロードしているあいだに文書を作成したり、音楽を再生しながら画像を編集したりといったことがマルチタスクにあたります。

販売職なら、接客しながら、売り場をメンテナンスしたり、販売計画を立てたり。
事務職なら、電話をしながら、メールをチェックしたり、エクセルファイルを修正したりなど。

脳のスイッチの切り替えにも時間がかかるため、それが積み重なると本来の作業時間以上に時間がかかり残業の原因になってしまいます。

→仕事ができる人に仕事が集まる

→マルチタスクになる

→マルチタスクの人にはまた仕事が来る

→切り替え時間が積み重なって残業の悪循環…

マルチタスクが非効率な理由

マルチタスクって仕事している感があるけど、実はとても非効率

マルチタスクが非効率な理由
  • 理由① 仕事を「やった気分」になるだけだから
  • 理由② 人の脳はマルチタスクができない仕組みになっている

理由① 仕事を「やった気分」になるだけだから

研究者のZhen Wang氏は次のように述べています

(マルチタスクな)彼らは生産的とはいえない。

仕事から、より感情的な満足を得たいに過ぎない。

出典:2012年 http://researchnews.osu.edu/archive/multitask.htm

つまり、いろいろな作業を同時に行っていると、効率的に仕事をこなしているような満足感に浸れるというわけです。

ところがどっこい、成果は全く出ていない!

マルチタスク傾向の強い学生は、気分こそ良くなりますが、実際の成績はマルチタスクの習慣がない学生よりもずっと低かったそうです。

理由② 人の脳はマルチタスクができない仕組みになっている

スタンフォード大学の研究によると「重度のマルチタスク作業者はパフォーマンスが低下する

人間の脳はマルチタスクをするようにはできていない」という事実です。

マルチタスク習慣を頻繁に続けていれば、「情報の取捨選択力」、「複数のタスクをすばやく切り替える能力」、「作業記憶力」の3つの能力が向上するのではないかと考えました。

しかし実験の結果、次のことがわかったのです。

マルチタスク傾向の強い人は、「マルチタスク」という行為に伴うあらゆる能力が劣っていることが明らかになったのです。

出典:https://www.pnas.org/content/106/37/15583.abstract

つまりマルチタスクをすればするほど能力は下がる!

マルチタスクになりやすい職種の特徴

次のような特徴がある職種はマルチタスクの傾向が強いです。

職種の特徴
  • 対人の調整業務、折衝業務
  • チームで分担する仕事
  • マネジメント業務

お客さんや同僚に関わらず人が多く関わる職種ほど、マルチタスクになる傾向が強いと言えます。

具体的に職種をあげるとコーディネーター、プロデューサー、営業事務、販売職、保育士などです。

またどんな仕事でもリーダーや管理職になるといやでもマルチタスクになりやすいです。

特にスーパーで管理職になると人間関係、数値管理や手作業も多いのでガチガチにマルチタスクになっています。

「スーパー正社員は底辺なの?」こちらの記事もおすすめです。

マルチタスクになりがちな仕事の残業を1/10にする時短思考

世に溢れる時短テクニックを真似してもあまり効果が出なかったりしますよね。

実はそれらは高速化であり、根本的な解決にはならないため、時短のリバウンドが発生してしまうことが多いのです。

時短できないのは「処理の高速化」ばかりで「プロセスの削減」をしないから

日本人は職人技が大好きすぎて、スキルを極めることばかり!だから仕事が減らない!

時短をするための方法を分類すると次の2種類です。

時短する方法は2種類!
  • 処理の高速化
  • プロセスの削減

処理の高速化とは?

今、既にある手順や作業を素早く終わらせること

例えばブログを書く際、タイピングを早くしてみたり、事務作業を効率化するためにマクロや関数を学んでみるなどです。

現在行っている作業に10分かかっているとしたら5分で終わるようなスピードに変えることが、処理の高速化です。

プロセスの削減とは

プロセス(=仕事・作業を進めていく順序や手順のこと)の一部分または全体をごっそりなくすこと

そもそも今やっている作業をやめることが一番簡単で効果の大きい時短方法なのです。

例えば…

「印鑑を早く押せるようにする」は、処理の高速化です。

それに対して、電子契約書などを使えば、「印鑑を押す」「切手を貼る」「郵送する」「送付状を印刷する」「書類を保管する」といった工程がごっそりなくなります。

プロセスの削減は、誰でもできて、効果絶大。これに勝るものがあるのでしょうか?

なぜプロセスの削減が必要なの?

自分だけ仕事が早くなっても、結局「遅い人の仕事」が自分に回ってくるから

処理の高速化は、仕事毎の時間を短くするだけであり、量が増えれば結局時間はかかってしまうのです。

そのため、新しいスキルを身につけてやっと時短できた!思っていてもその倍の仕事を振られれば結局元どおりの残業生活(=残業のリバウンド)に陥ってしまいます。

残業のリバウンドを避けるには、確実に1つずつ仕事のプロセスを削減していくことが重要なのです。

プロセスを削減する時の思考ポイント!

エッセンシャル思考=「最少の時間で成果を最大にする」ことが大切

めんどくさがりこそ身につけるべき最強のぐうたら思考の極意です!

削減するための思考ポイント
  • ポイント① 目的とのつながり、効果が不明確な工程をやめる
  • ポイント② 探し物、覚えることをやめる
  • ポイント③ 自分で考える、決定することをやめる

ポイント① 目的とのつながり、効果が不明確な工程をやめる

僕が今やっている仕事や工程は、「本当にやらないといけないことか?」と考える目線や習慣が大事

誰にでも何も考えず、みんなやってるからとか、昔からやっているからといった理由でやってしまっていることがあるはずです。

例えば…

一人暮らしの男子で料理はめんどくさいけど、「健康維持や節約する」という目的のために無理をして自炊する人がいます。

でも結局しんどくなって外食ばかりになり、体調を崩して目的を達成できないなんてことありますよね。

大切なのは目的を達成するために「とりあえず一般的な料理」をやめて、調理不要な「完全栄養食」に置き換えてみたり、すでにカットされた材料を買ってきて「電気圧力鍋」で煮込むだけなど、自分が楽に続けられて効果に直結する方法を探すことです。

家事や料理でもこの考え方は使える!

包丁はいらない調理時間を短縮する方法」こちらの記事もおすすめ!

ポイント② 探し物、覚えることをやめる

人は一生のうち約52日間」も探し物をしている!

日本人は平均して1か月に76分をモノを探すことに費やしているそうです。

1年間では912分(15時間12分)、人生を80年とすると72,960分(1,216時間

出典:https://www.atpress.ne.jp/news/45112

探すという行為はものすごくムダです。

探し物をしなくていい方法、例えば…
  • そもそも物を持たない、デスク周りを断捨離する
  • 紙は全て電子化する書類を探すときは検索で一発!
  • スマホのメモを活用する
  • 人感センサーのLEDスマートトラッカーなどのIOTグッズを使う

小さなことだけど、電気の消し忘れってストレス…

「【電気の消し忘れがなくなる】消し忘れを防止する」こちらの記事もおすすめ!

忘れることを防止するより、機械に覚えさせる方が得策!

【スマホでメモは失礼?】上司が怒る理由と怒られないテクニック3選!」こちらの記事もおすすめ!

ポイント③ 自分で考えたり、判断することをやめる

頭も手も動かさなければ全く忙しくない!

人は1日あたり35,000回も決断をすると言われています。

そして、決断するほど、精神的に疲れ、重要なことに集中できなくなってしまいます。

そして決断は大小様々です。「今日の朝ごはんは目玉焼きにしようかな?」「スクランブルエッグにしようかな?」これも決断なのです。

ですので普段から決断をする回数を節約しておくことが重要です。

決断疲れを減らす方法、例えば…
  • メールやSNS、ニュースアプリの断捨離と使用回数の制限
  • 行動を習慣化して決断力を節約「イチロー選手が毎日カレーを食べていた」
  • 全ての選択肢を検討する必要はない「ある程度選択肢は限定した方が良い」

スーパーでは有名な話ですが、とある店の試食コーナーに24種類のジャムをそろえた週末と、6種類をそろえた週末の売り上げを比較しました。

すると、ジャムの種類が多い週末のほうが、多くのお客さんが立ち寄ったそう。

しかし、最終的にジャムを購入したお客さんの数は、種類が少なかった週末のほうが10倍ほど多かったのだとか。選択肢が多すぎるあまり、決断ができなくなってしまったのです。

掃除のようなめんどくさい作業ほど動き出しに決断エネルギーを使う…

「【毎週30分でできるキレイな部屋】掃除を継続する方法」こちらの記事もおすすめ!

まとめ

他の人よりも自分にばかり仕事が集中している原因が知りたい人向け「1人に仕事が集中する理由と思い通りに進まない残業を1/10まで減らす思考法」をご紹介しましたが、いかがでしたか?

「原因を知って、改善方法を変えることで」より残業を減らすことができるんです!

「毎日自分にばかり仕事が集中して思うように仕事が進まないせいで残業ばかり…」と感じていた方でも、「これなら楽できるかも!」と思ったのではないでしょうか?

皆さんも省エネ干物生活を送りましょう!以上アスナニさんでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました